ハイキック・ガール


ハイキック・ガール!の誕生

超危険な「失神体感アクション」を誰にやらせるか。
いかにも空手の達人という男性がやっても面白くない。
どうすれば、もっと衝撃的になるか。世界中が驚くか。

そうだセーラー服の女子高生が顔面に蹴りを食らって気を失っていく
そんな映像は誰も観た事がない。
それをコンセプトにしよう!

2008年6月。西は横浜市の空手道場を訪ねた。
現れたのは小柄で可愛らしい、ごく普通の女の子だった。
彼女の名は武田梨奈
翌日に17歳の誕生日を迎える高校2年生だった。

西が武田梨奈に最初に言った言葉。

「僕は日本中、世界中が驚くような危険なアクション映画を作るつもりです。
企画の決定は3ヶ月か1年後か、いつになるかわかりません。
梨奈さんが出演できるかどうかもわかりません。
でも世界を驚かせるには長い鍛錬の時間が必要です。
黙って今すぐに練習を始めてもらえませんか?」


それを聞いた武田梨奈は、まっすぐに答えた。
「はい、こちらこそよろしくお願いします」

そして二人の稽古が始まったのである。

企画が8月に決定すると、書類選考で選び抜かれた200人を集めてのオーディションが行われた。
武田梨奈も受験者の一人として参加していた。
梨奈より上の人がいれば、当然その人が主役になる。
その時には梨奈を脇役にして経験を積ませればいい。
西はそう思っていた。

だが、オーディションの結果は全員一致で決まった。
主役の土屋圭役は武田梨奈しか考えられなかった。

10月末のクランクインに向けてアクション稽古が始まった。
8月と9月は毎週2回、朝10時から8時間ぶっ続け。
10月になると稽古は毎日になり、武田梨奈は24時間「ハイキック・ガール!」から逃げられなくなった。

クランクインしてからも稽古は続き、リハーサル、撮影、稽古の日々が続いた。

絶対に世界中の人を驚かせるアクションを見せるんだ。

そう心に決めた彼女は、映画が完成した今も稽古を続けている。

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by highkick-girl | 2009-05-12 21:30 | イントロダクション(INTRO)
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